不動産投資の基本
2018/05/28

投資の基本!なぜ不動産投資は“早くはじめて長く続ける”べきなのか

(写真=donskarpo/Shutterstock.com)
(写真=donskarpo/Shutterstock.com)

将来について考えてみると、社会保障や年金制度、あるいは定年など、お金に関する不安因子が数多く存在していることがわかります。これから先、日本経済がどうなるのかは誰にもわかりません。ただ、少子高齢化による人口減少が確実に進んでいる日本において、明るい展望が描きにくいのも事実といえるでしょう。

しかし一方で、日本人は相対的に金融リテラシーが低いとされています。その理由は、学校や家庭において、お金の勉強を十分にしてこなかったことが挙げられます。たしかに、お金の問題はデリケートです。お金について話す機会も限定されています。ただし、お金の問題から目をそらしていては、いつまで経っても問題は解決しません。

そのような背景をふまえ、あらためてお金の勉強をしたいと考えている人も増えているようです。投資に関するさまざまな書籍が次々と出版されていることからも、その関心の高さがうかがえます。とくに「投資」に関して言えば、できるだけ早く着手した方がお得なことも多く、その熱量はここ数年でどんどん高まっていると感じられます。

早く長く続けた者ほどより多くの学びを得られる

そもそも、なぜ投資は早くはじめた方が得になるのでしょうか。それは投資ならではの性質を考えてみればわかります。投資というのは、自らのお金を何らかの資産に投じることです。その結果、お金が増えることもありますし、反対にお金が減ってしまうこともあります。だからこそ、投資には「リスク」と「リターン」があるといわれているのです。

投資をしない人の多くは、「リスクをとるのが恐い」「自分のお金を減らしたくない」と考えています。たしかに、誰しも自分のお金が減ってしまうのは嫌でしょう。だからといって銀行に預けていても、この低金利時代ではほとんど増えることはありません。そのぶん、お金を遊ばせていることになってしまいます。

一方、投資にチャレンジする人はどうでしょうか。失敗することもありますが、投資経験は確実に蓄積されます。お金の性質や経済の状況、投資のイロハについても、実体験を通して学びが積み重なっていくでしょう。その結果、投資家として成長し、お金を増やすための方策が見えてくるようになります。

不動産投資はなぜ早くはじめて長く続けるべきなのか

そのことは、不動産投資においても同様です。不動産投資で成功している人も、最初からうまくいっていたわけではありません。小さな成功を積み重ね、着実に学びを得ていたからこそ、大きな富を築けているのです。加えて、続けることによって「複利効果」「投資の好循環」「失敗からの学び」などのメリットも享受できるようになります。

・複利効果によって高まる投資効率

複利効果とは、投資によって得られた収益をさらに投資に回すことによって、利息が利息を生む効果のことをいいます。不動産投資であれば、得られた収益と保有物件で別の物件を購入するようなイメージです。そうすることで、投資効率も高まります。

・好循環を回すことで成功確率が高まる

また、不動産投資に関わらず、あらゆる投資には知見や経験が欠かせません。その点、知見や経験が積み重なると、投資がうまく回りはじめます。まさに好循環というわけです。その結果、成功確率はさらに高まり、得られる収入も多くなるのです。

・チャレンジ精神と失敗の可能性

多くの投資家における課題は、“最初の一歩”にあります。チャレンジ精神がなければ、最初の一歩を踏み出すことができません。たとえ失敗する可能性があったとしても、できる限りリスクを最小限に抑えて着手した者だけが、果実を得ることができます。

迷っている時間はすべて“機会損失”につながる

また、経済用語には「機会損失」という言葉があります。これは、意思決定をしなかった結果、得られる利益を失ってしまうことを意味しています。言い方を変えれば「稼ぎ損ない」といっても良いでしょう。

投資をしないことは、この稼ぎ損ないにつながります。特に、不動産投資のように知見や経験が問われる分野で蓄財するには、できるだけ早く着手し、できるだけ長く続けていくことが大切です。その原則を忘れないようにしましょう。

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