今、本業以外に“副業”をしている人の数が増加傾向だといわれています。実際には政府主導の働き方改革に始まり、大手企業でも副業・兼業を推奨しているところも数多くでてきています。また、大企業でさえも生き残れなくなるようなパラダイムシフトが起きやすいスピードの中で、ひとつの本業での「生涯年収」という概念もなくなりつつあります。
そのような会社からの副業・兼業の推奨、そして生涯年収という概念が消え去りつつある中で、その直面の多くを占める会社員・公務員といったサラリーマンには一体どのような副業が最適なのでしょうか。ここでは、フリーランス実態調査や今後の動向予想をもとに脱本業依存から生き残るためのオススメの副業についてご紹介していきます。
(本記事は2018/10/12配信のものを2020/04/16に更新しております)
クラウドソーシングサービス大手のランサーズ株式会社の行った「フリーランス実態調査2019年度版」によると、副業従事者(副業フリーランス)の数は2019年度調査の段階で1087万人、経済規模については20兆4,000億円。2015年からの4年間でみると、人口で+22.6%(直近3年間は横ばい)、経済規模で+142.7%増加しているのがわかります。今後もさらに、成長が見込まれています。
引用元:「【ランサーズ】フリーランス実態調査2019年版」ランサーズ株式会社
その背景にあるのは、仕事が多様化していることです。これまでのように、ひとつの会社に入社して、定年まで勤め上げるというような終身雇用モデルは過去のものとなりつつあります。そうではなく、本業としての仕事をもちつつも、同時に複数の仕事に従事していくというスタイルが、これからは一般化するかもしれません。この調査はまさに、その片鱗といえそうです。
では、現代のような多様な働き方が始まる入り口において、これから副業をはじめる方はどのような仕事に着手すればいいのでしょうか。もちろん、いきなり高度なスキルが求められる仕事に従事するのはオススメできません。大切なのは、本業としての仕事をおろそかにせず、使える時間と労力を勘案したうえで取り組める副業を見つけることなのです。
たとえば、副業のあり方を人生設計全体から考えてみましょう。これから先、私たちの働き方は「ダブルワーク」や「トリプルワーク」があたり前になると考えられます。つまり、本業としての仕事だけでなく、副業として別の仕事も並行して行うのが一般的になるかもしれないのです。副業人口の増加はまさに、そうした傾向を如実に表しているといえるでしょう。
とくに最近では、「働き方改革」の名のもとに、昨今のAIやオートメーション化などの技術革新も含めた「仕事の効率化」によって、会社員や公務員といったサラリーマンの残業時間が削減されています。残業時間が少なくなるということは、それだけ本業における仕事の時間が短くなるということであり、かつ、残業代の分だけ給料も少なくなるということです。そうなると、副業をする時間も意義も生じてくるでしょう。また、会社の側も脱本業依存からの副業を奨励する傾向へと傾いています。
このように、副業をするのが一般化しつつある現代において、会社員・公務員はどのような副業をするべきでしょうか。最適な副業のあり方について見ていきましょう。
前提として、本業に支障をきたす可能性がある仕事はデメリットが大き過ぎるためNGとなります。やはり、本業がきちんとできていてこそ、副業ができると考えるべきです。副業のせいで本業がおろそかになってしまうようでは、本末転倒であると理解しておきましょう。そのうえで、本業に対してプラスの影響を及ぼすようなスキルやノウハウが身につくものがベストです。
本業に支障をきたさない副業として適しているのは、できるだけ手間と時間がかからない仕事です。なぜなら、本業の勤務時間中に作業することはできないため、必然的に時間が限られてしまうためです。また、副業に時間を取られてしまうと家族や友人と過ごす時間が削られてしまいますし、休息の時間まで副業に充ててしまうと健康を害する可能性も高まります。豊かな人生を送るための副業ですから、なるべく手間と時間がかからない副業が理想的です。
そこでオススメの一つが、「マンション経営」です。例えばワンルームマンションなどに投資し、マンション経営を行うのであれば、時間も労力もそれほどかかりません。とくにマンション経営の場合、管理会社に業務を委託するのが一般的です。つまり、収入を得るための必要業務を専門家に任せてしまえるのです。
また、マンション経営は家賃収入を得るだけでなく、団体信用生命保険を利用することで死亡時やガンなどの病気により「安定収入が失われるリスク」に備えることもでき、人生におけるリスクヘッジとしても効果的です。さらには、お金の管理や節税についても学べるため、会社員・公務員に最適な副業といえるでしょう。
これからは、本業の他に副業をもつのがあたり前な時代になります。そのような時代だからこそ、やみくもに副業をするのではなく、人生設計全体を加味した副業に着手しましょう。仕事としてだけでなく、将来の資産形成にもつなげるために、ぜひ早い段階から検討してみてください。
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