「不動産投資はサラリーマンにもおすすめ」といわれています。最近では会社勤めをしながら不動産投資をする人のことを「サラリーマン大家さん」と呼ぶこともあるほどです。しかし、どうしてサラリーマンに不動産投資がおすすめなのか、その理由は不動産投資の特徴にあります。今回は、不動産投資の特徴をいくつか紹介し、サラリーマンにおすすめする理由を説明していきます。
レバレッジ
投資において全般的に使われる言葉として「レバレッジ」があります。本来は、「てこの原理」を意味する英語ですが、投資の世界では、「借入れを行い、借入金と自己資金を併せてより大きな投資を行うこと」を指しています。
例えば、投資金額を5,000万円に設定した場合、自己資金が1,000万円で、残りを借入金で賄った場合は、自己資金に対して五倍の投資ができていることになります。一方、自己資金が500万円で、残りを借入金で賄った場合は、自己資金に対して十倍の投資ができているということになります。このように、借入金を効果的に使うことで、大きな投資ができるのは不動産投資の大きなメリットでしょう。
なお、金融機関から不動産投資を目的として借入れを行う場合、同じ会社への勤続歴が長ければプラスになります。安定した収入源を確保できているという点で、審査においても高く評価されるからです。このため、サラリーマンは不動産投資においても有利といわれます。
インフレヘッジになる
仮に、一切投資をせずに資産を現金で保有し続けた場合、物価が上昇していけば、現金の資産価値は目減りしてしまいます。同じ100円でも、購入できるものが少なくなると考えるとわかりやすいでしょう。しかし、不動産の場合は、インフレに応じて資産価値が上がっていくという性質を有しています。
この点が、不動産投資がインフレヘッジとして有効であるといわれる理由です。
安定している
不動産は、株式・外国通貨などほかの投資商品に比べると、価値が安定しているといわれています。株式は発行している会社の破たんや、リーマンショックなど世界的な情勢の悪化によって、価値が急落する恐れがあります。また、外国通貨もその国が政情不安定に陥った場合、価値が急落するでしょう。
一方、不動産は株式や外国通貨のように限りなく価値がゼロになるのは考えにくいです。急な値上がりも期待できませんが、急な値下がりもないという点では、不動産は非常に安定しています。
インカムゲインとキャピタルゲインが得られる
不動産投資の場合、賃貸料収入という形で得られるインカムゲインと、物件そのものの売却で得られるキャピタルゲインの二種類の収益の種類があります。物件をいい状態でキープし、地価が上昇したタイミングを見計らって売れば、キャピタルゲインを得るのは十分に可能です。
物件をいい状態でキープするのは、安定したインカムゲインを得る上でも非常に重要になります。つまり、不動産投資では二種類の収益を得るチャンスを長い間持ち続けることができるため、サラリーマンの定年後の資産形成の手段としても非常に活用しやすいでしょう。
また、物件を購入する際にローンを組む場合、団体信用生命保険に加入するのが一般的です。この保険があるため、万が一のことがあっても、家族に物件を残せ、引き続きインカムゲイン・キャピタルゲインを得ることができるのです。
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